花巻東のエース田中が“大谷超え” 菊池雄星以来の選抜勝利に貢献

 「選抜高校野球・2回戦、花巻東5-3東邦」(26日、甲子園球場)

 エースナンバー「1」を付ける田中大樹投手(3年)が、緩急自在の投球で150球の3失点完投、2009年、菊池雄星(西武)を擁し準優勝して以来の9年ぶりの選抜勝利。マウンドでは勝利瞬間、目に涙をこぼし「勝った時は涙が出ました。ホッとしました」と感慨に浸った。

 先輩左腕菊池ほどの圧倒する球威はないが、チェンジアップと、投球フォームを微妙に変えて強打の東邦打線を3失点に抑えた。

 「真っ向勝負じゃ、勝てない。ボールを低めに集めてゴロを打たせてとる投球でなんとか1個1個アウトを取っていこうと思った」。言葉どおり決め球チェンジアップを低めに集めた。

 1点を返された六回、2死一、二塁ではフルカウントから決め球チェンジアップで空振り三振を奪った。昨秋から磨いてきたチェンジアップがさえた。

 2012年の選抜大会では大谷翔平(エンゼルス)を擁して初戦敗退。大谷超えを果たした。「優勝相手だろうと、どんな相手だろうと、自分たちは力を合わせて組織力で勝ちたい」と決意を新たにした。

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