ヤクルト由規、3・11の登板で改めて決意「東北の人たちに勇気を」仙台市出身

 「オープン戦、広島-ヤクルト」(11日、福山市民球場)

 ヤクルトの先発・由規投手は、4回3安打3失点。四回にエルドレッドの中前適時打、石原の適時二塁打で3点を失った。

 二回は鈴木、メヒアから空振り三振を奪うなど、序盤は快調。2四球で2死二、三塁とされた三回もピンチを切り抜けたが、四回に捕まった。「課題が多く出た試合だった。三、四回で直球の感覚がずれ始めた。その時にどうしたらいいかがシーズンでもポイントになってくる」と反省点を口にした。

 宮城県仙台市出身。11年の東日本大震災では、家族は無事だったが実家が半壊する被害を受けた。震災以降、3月11日に登板するのは12、15年に続いて3度目。「この日を忘れてはいけないなと。いろいろ感じながら投げた」と胸中を明かした。

 自身は11年9月に右肩痛を発症。苦難のリハビリを経て、その年以来の開幕ローテ入りを目指している。「東北の人たちに勇気を与えられたり、恩返しできたりするチャンス。そういうシーズンにしたい」。節目の日の登板に、完全復活への思いを新たにした。

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