ヤクルト石川、広島相手に4回1失点 サヨナラのピンチしのぎ「よかった」

 「オープン戦、広島6-6ヤクルト」(10日、マツダスタジアム)

 ヤクルトの開幕投手候補、石川雅規投手が六回から登板して4回3安打1失点と、まずまずの投球を見せた。シンカーなど多彩な変化球を駆使して両サイドを広く使うベテランの味は健在。九回2死満塁では、前の打席で二塁打を浴びたメヒアを三ゴロに仕留め、サヨナラのピンチをしのいだ。

 八回にオープン戦3試合目にして初失点を喫したが「ゼロが一番いいけど、こだわりはない」と意に介さず。チームは昨季7勝17敗1分けと大きく負け越した王者を相手に、九回に追いついて引き分け。「チームとして変わろうとしている時に、昨年と同じような負けはオープン戦といえども良くない。抑えられてよかった」と粘った価値を強調した。

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