ロッテ・ドラ4菅野“ミスターダブル”襲名だ 走者一掃の3点二塁打
「練習試合、西武1-7ロッテ」(24日、春野総合運動公園野球場)
ハッシとたたいた打球が中堅・秋山の左を破った。力強い。五回2死満塁。ロッテのドラフト4位・菅野剛士外野手(24)=日立製作所=が高橋光から走者一掃の3点二塁打だ。
「外寄りの真っすぐでした。とにかく振って振って、振りまくれです」。明大時代は28二塁打をマークしてリーグ記録を作った。
「外野で守っていてもどんどん振ってくる打者は怖い。それを見習いたい」
思い切りのいいスイングを心がけている。井口監督は「その積極性が彼の持ち味です」と評価する。ドラフト2位の遊撃・藤岡裕(トヨタ自動車)同様、開幕スタメンを虎視眈々(たんたん)と狙う。
「ミスターダブル」の称号よりも「次の三塁を取りたい。走塁の技術を磨いて」。171センチと小柄だが、心身ともに兼ね備えたパンチ力が持ち味だ。