日本ハム・ドラ1清宮、空振り三振デビュー 怪物もさすがに緊張

 「オープン戦、中日4-6日本ハム」(24日、北谷公園野球場)

 この瞬間をスタンドのファンは待っていた。九回1死走者なし。中田に代わって日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=が代打で登場。万雷の拍手の中で打席に入った。初球の直球をフルスイングでファウル。2-2からの6球目。丸山のフォークを思い切り振ったバットは空を切った。三振デビューとはなったが、その豪快なスイングに大きな拍手が沸き起こった。

 試合前、栗山監督に「出るよ」と、終盤での代打出場を告げられていた。結果を振り返り「もうちょっと、落ち着ければと思いました」とさすがの怪物も緊張があったことを明かしたが「自分のスイングをちゃんとしたいというのはあった。初めての打席ですし、当てにいってヒットを打とうとかなかった」。自分らしさを出せたことには納得した。

 栗山監督は前夜とこの日の朝、清宮に急性胃腸炎の回復具合を確認。本人からは「大丈夫です」と言われたが、試合出場には慎重な姿勢だった。最終確認のフリー打撃では22スイングで、推定130メートルの右翼場外弾を含む柵越え5発。気温20度を超える暖かさもあり、最終的にGOサインを出した。結果は伴わなかったが指揮官も「バットを持ったときの雰囲気はすごくある。みんなが楽しみにしているのは間違いない」と怪物を再確認した。

 右手親指痛のため、キャンプ序盤は打撃練習を回避。ここまでの実戦5試合は守備と代走のみの出場だった。「それは自分のせいなんで。早く皆さんに追いつけるよう結果を出したい」と清宮。プロ初打席の悔しさを忘れず、怪物は目標を高く見据えた。

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