日本ハム・清宮 目指すプロでも「唯一無二」 将来は「大谷さんのように…」
日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=が新春に際し、幼少時代に阪神・金本知憲監督(49)のマネをしていたことや、高校時代の思い出などを告白した。高校通算111本塁打のスラッガーは新年の誓いとして、1年目でのレギュラー奪取と日本一に貢献する目標を掲げた。
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-高校生活も残りわずか。スクールライフは楽しかった?
「楽しかったですよ。いろいろ遊んだり、映画も見ましたし、文化祭、体育祭も楽しめました。もっと、いろいろやりたかったというのはあるけど、その分、野球を楽しめましたし、悔いは全然ないです」
-野球以外の遊びって例えばどんな。
「映画を見たり、友達とご飯を食べたり。1日、時間が取れることはないので、それぐらいですけど。公園ではしゃいだりとか」
-友達と好きなタレントの話とかするの?
「ええっ。そんな話はあんまりしないですけど、友達のうわさ話とかしますよ。『あいつ、あれらしいよ』とか『ええっ、そうなの』とか。なのに『誰々と恋仲?ウソでしょ~』とか。『いい感じらしい、ええっ』みたいな。そんな感じでした(笑)」
-楽しい高校生活も終わり、いよいよ今年からプロ野球人生がスタート。1カ月後の春季キャンプに向けて、準備は進めている?
「走ったり、体作りはしていますけど、気になるのはバッティングですかね。早く木のバットに慣れるように。キャンプでたくさん打ったりできますけど、そこを一番大事にやっています」
-話は変わるけど、お父さん(克幸さん)は阪神ファンって言われてるけど、清宮君も子どものころ阪神ファンだった?
「父親はファンというほど熱烈ではないと思うんですけど、物心ついた時は、阪神の試合とか見ていました」
-憧れていた選手は。
「あまりいないですけど、でも、金本監督の打ち方のマネをしていた時はあります。全然似てねえよって思いながら。自分の中で、ちょっとやってた時期はありましたね」
-同じ左打者だし、あの打ち方なら打てそうな気になった?
「好きだったので」
-交流戦で会えるかもしれない。
「そうですね。ちゃんとあいさつします」
-今年の目標は。
「目標は日本一です。できることならずっと試合に出たい。1軍にいてチームの日本一に貢献したい。野球は勝ってなんぼのスポーツなので、そこを大事にして、ファイターズの一員として日本一になっていれば」
-将来は大谷のようにメジャーに行きたい?
「自分、アナハイムに行ったことあって、本当、すごいきれいな球場で、エントランスとか特徴的なので、あそこで会見していて『あっ、行ったことある場所だ』と、身近な感情が湧いて、同じチームにそういう方がいたのは道しるべじゃないですけど、目指しやすい目標が近くにあるというか。自分もいずれはああいう感じでメジャーで入団会見ができるようになれればという思いがあります」
-プロではどういう存在になりたい?
「唯一無二の存在でいたいというか、自分はバッターなので、飛距離や、ホームランの数とか、打率の面でやっぱり清宮しかできないということができればなと思ってます」
-ホームランの目標数は868本?
「そうですね。王さんは早実の先輩ですし、ずっと高校の時から応援してくださっていた方なので、やるからには自分も一番がいいと思ってるので、目指さなきゃいけないと思ってます」
【番外編】
-野球以外で好きなスポーツは。
「ラグビーです。面白いから。父親には野球が大したことなかったら、ラグビーに戻ってこいとは言われてました」
-好きな音楽は。
「いろいろ聴きます。ロックも洋楽も。邦楽も」
-映画の好きなジャンルは。
「いろいろ見ます。普通に恋愛ものも見るし、アクション系も見る。SF系も見る。最近見たのは『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』」
-好きな食べ物は。
「柿です。飽きないです。おいしい柿が最近、いろいろと分かるようになってきました。利き柿じゃないですけど。基本的にフルーツは大好きなんで。柔らかい柿が大好きです」
-結婚はいつまでにしたいか。
「ええっ、ないです。いつまでにするとか、全然ないですよ。まず野球。もちろんです」
-2018年入団組は清宮世代と言われたい。
「どうですかね。まあ、先頭に立ってやっていきたいという思いはあるので、まだそんな言われるような選手ではないですけど、これからの自分次第かなと」