東洋大がコールド勝ち、今大会で勇退の高橋監督「休みたいがもう少しお付き合いする」

6回東洋大1死三塁、左越え2ランを放った東洋大・原沢(背番号13)を笑顔で迎える東洋大ナイン=神宮球場(撮影・中田匡峻)
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 「明治神宮野球大会・大学の部・準々決勝、東洋大9-1富士大」(12日、神宮球場)

 今大会をもって勇退する東洋大・高橋昭雄監督(69)は、投打がかみ合った7回コールド勝ちにご満悦だった。

 三回までに4点を奪い、先発・飯田晴海投手(4年・常総学院)、甲斐野央投手(3年・東洋大姫路)のリレーで富士大を寄せ付けなかった。

 「打線はよくつないでくれたし、いい展開で進んだね。リーグ戦でもこんな試合はしたことないよ。早く(勇退して)休みたいんだけど、もう1、2日皆さんとおつきあいしないといけないね。選手は『早くあのくそじじい、のけよ』と思っているんじゃない?昨日もバカヤローって言ったしね」と冗談を交えながら、上機嫌で試合を振り返った。

 2打席連続本塁打を放った5番・原沢健人内野手(4年・前橋工)については「すごいねえ。1年から使っていたけど、最後に開花したね。就職が決まって、ほっとしたから、バンバンと打っているんじゃないかな。このまま最高殊勲選手をとってもおかしくないよ。新記録(4本塁打)を作ってほしいな」と一層の活躍を期待していた。

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