徳島IS・大蔵、育成の星になる 育成1位指名…実は幼い頃から中日ファン

 中日から育成ドラフト1位で指名を受けた四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスの大蔵彰人投手(23)。191センチの長身から繰り出す最速147キロの直球と落差のあるカーブ、フォークが武器の大型右腕だ。1年目の目標は「支配下登録を勝ち取り、1軍で投げること」。育成枠からの飛躍へ、意気込みを聞いた。

  ◇  ◇

 -中日から育成1位で指名され、プロ野球選手としてスタートを切る今の心境は?

 「ドラフトで指名されたのはすごくうれしいけど、まだ育成枠ですから、やることが山ほどあるので、これからが本番かなという気持ちです」

 -中日のイメージは?

 「僕は愛知県出身なので、地元の球団です。昔から守り勝つというか、守備に徹したチームという印象。少ないチャンスをものにして、競り勝つチームだと思います。そこで自分もいつか、投手陣の柱になれたらなと思います」

 -小さいころから中日ファン?

 「はい。ナゴヤドームにもよく見に行きました」

 -憧れていた選手は?

 「ずっと吉見(一起)投手が好きでした。ピッチングに安定感があって、アベレージで結果を出していく。そういう面で本当にプロフェッショナルな投手で、憧れていましたね」

 -自身のアピールポイントは?

 「僕の場合は他の選手より身長があって、大きいカーブが武器なので、他の投手にはないような緩急を使えるところが長所だと思っています。その自分の特徴を、これからもっと磨いていけたらなと思っています」

 -逆に、課題は?

 「課題は山ほどあります。まだまだプロレベルの投球やフィールディングには達していないと思うし、修正する場所はたくさんあります」

 -徳島で成長した部分は?

 「やっぱり体が大きくなったことですね。この1年で体重が15キロ増えました。もともと体が細くて筋力がないのが弱点で、ケガも多かったので、徳島に来てから体重アップと筋力アップに本格的に取り組んだんです。1日3食から6食に増やして、ウェートトレーニングをやって。特に上半身に力がついて、球の質が変わったと思います」

 -精神的にも変わった?

 「そうですね。メンタル面も成長したと思います。負けた試合の次の登板への切り替え方とか、ファンの皆さんとの接し方とか、成長した部分は数え切れないくらいあります」

 -養父監督の教えも大きい?

 「もちろん、自分にとって大きな財産になってます。養父監督は海外でのプレー経験も長くて、とてもフレンドリーに接してくれました。プレッシャーを感じる場面でも、それを力に変えられるような言葉をかけていただいたり、間の取り方を教えていただいたりしました」

 -チームメートの伊藤翔投手が西武から3位指名を受けた。この1年、刺激を受けてきた?

 「自分より年下ですけど、近くで見ていてフォームのバランスとか、技術的にも精神的にも勉強になりました。そういう面でもインディゴソックスに来て良かったと思います」

 -最後にズバリ、1年目の目標は?

 「まずは支配下登録を勝ち取って、1軍で投げることです。そして将来的には、先発ローテーションに入っていける投手になりたいですね」

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