鷹の守護神サファテ“回またぎ”で4三振締め「大歓声にアドレナリン」

 「パCSファイナルS・第4戦、ソフトバンク4-3楽天」(21日、ヤフオクドーム)

 ソフトバンクは4-3とリードの八回の守備で2死から守護神サファテが登板。アマダーを4球で空振り三振に仕留めた。

 サファテの「回またぎ」が予想される登場コールには、地元ファンから割れるような大歓声が沸き起こった。

 圧巻の三振ショーは九回に加速した。聖沢、岡島を連続の空振り三振とすると、代打・枡田には四球を与え、代走・オコエの盗塁で2死二塁となったが、最後は茂木も空振り三振に抑え、マウンド上で仁王立ちした。

 シーズン54セーブのプロ野球新記録を樹立したサファテは、7-5で勝利した第3戦の九回も三者凡退で抑えていた。

 お立ち台に呼ばれた守護神は日本語で「ありがとうございまーす!」と感謝。回またぎの登板も「自分が名前をコールされた時のファンの皆さんの大歓声でアドレナリンが出ましたし、何物にもかえがたい快感の中で投げました」と声援あってこその快投だったと振り返った。

 「とにかく点を取られないように。1点差でしたので4つアウトをとることしか考えてなかった」と八回途中からの登板もものともせず4奪三振で締めた。「今日は一番下の子の誕生日なので、いい投球ができてよかった。いいプレゼントになったと思います」と顔をほころばせた。

 今回のファイナルステージではソフトバンクのリリーフ陣は誰も失点していない。「みんないいピッチングをしていますし、チームメートとしても本当に誇れる中継ぎの仲間、この4年間彼らとプレーできて最高です」と最後を預かる立場として、誇らしげだった。

 あと一つで日本シリーズへ進む。「昨日の勝利も今日の勝利もファンの皆さんの声援なしではなかった。明日も大きな声援を宜しくお願いします。レッツゴーホークス!」とファンも含めたチーム一丸を誓った。

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