張本勲氏、3回監督のオファー受けていた「性格的に監督という商売は難しい」
TBS系「サンデーモーニング」の「喝!」で人気の野球評論家、張本勲氏(77)が21日放送の同局系「サワコの朝」に出演し、過去に3回、監督就任のオファーがあったことを明らかにした。
これまで監督やコーチに就任したことがない張本氏だが、「3回言われましたんですよ。監督、やれと」と、要請があったことを打ち明けた。
その際、「うちのおふくろがものすごく反対したんですよ、うちの嫁さんに。『勲ちゃん、監督さすと、死ぬよ』」という。張本氏は「のめり込むからじゃないでしょうか、自分の息子を知ってるから」と説明した。
張本氏自身も「いや、皆そう(監督をやりたいと)思うらしいんだがね、私はやりたくないと思いましたね」と、監督就任に後ろ向きだったという。
その理由を「自分ができるのにその人ができない、なんでできないのかと、おそらくまた選手を責めるような気がするんですね、私が。『俺みたいな(幼少期のやけどで右手指が)不自由な手でやってんだから、お前らなんでやれんのだ』と言い出すんじゃないかと。選手も非常に苦痛になるんじゃないかと思うしね。性格的に監督という商売は難しいと思います」と、自己分析を踏まえて語っていた。