巨人 育成の星・松本哲也が引退表明、09年新人王は「自分が少しでも励みになれば」
巨人・松本哲也外野手(33)が6日、現役引退を表明した。都内の球団事務所で会見を行い「このたび、現役生活を引退することを決意しました。11年間、ありがとうございました」と、あいさつした。
11年目の今季は1軍での出場を果たせなかった。「今年1年間、1軍に上がれずに、ずっと2軍暮らしが続いていたというのが(引退を決断した)一番の決め手ではありますね」。育成からはい上がり、09年には新人王を獲得するなど「育成の星」とも呼ばれた。「まさか11年もできるとは思っていなかった」とし「自分が少しでも育成選手の励みになれたのかな、という風に思いますね」と感慨深げだった。
7日に宮崎で行うファーム日本選手権が最後の試合となる。「日本一を勝ち取るために、チームの力になれるように、全力でプレーしたいと思います」と力を込めた。