高校野球「来春センバツからタイブレーク制導入決定」 延長十三回から

 日本高野連は19日、大阪市内で来春の第90回選抜高校野球大会の運営委員会を開き、同大会から延長戦でのタイブレーク制導入を決めた。延長十二回までは通常の試合を行い、決着が着かない場合は延長十三回からタイブレーク制とする。走者など状況は今後協議される。

 甲子園でのタイブレーク制導入は、選手の健康を管理するために、以前から何度も議論されてきた。

 しかし、「人為的な形で3年間の高校野球生活の決着をつけるのはどうなのか」、「延長戦での名勝負がなくなる」などの意見が多く、保留されてきた。

 否定的な流れは、今春選抜をきっかけに導入へと傾いた。春夏通じて史上初めて1大会で2試合が延長引き分け再試合となり、甲子園でも導入に賛成する意見が増加した。

 日本高野連は5月に47都道府県の高野連にアンケートを実施。回答の結果は「おおむね賛成」が38連盟、「時期尚早」が2連盟、「回答なし」が7連盟だった。

 この結果を踏まえ、6月の技術・振興委員会で、高校、大学などの監督経験者ら11人の委員が議論。健康管理として「投手の球数制限」、「投球回数制限」も検討されたが、何人も投手がいる強豪校が有利になる可能性があるため、タイブレーク制の導入で意見が一致していた。高校野球は大きな転機を迎えることになった。

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