中村3番、清宮4番、安田5番 U18世界一へクリーンアップ決定

 野球のU-18ワールドカップ(W杯=9月1日開幕、カナダ・サンダーベイ)に出場する高校日本代表が28日、現地に到着した。小枝守監督(66)は、クリーンアップの打順に言及。高校通算109本塁打の清宮幸太郎内野手(3年)を4番に据え、3番に今夏甲子園6本塁打の中村奨成捕手(3年)、5番に高校通算65発の安田尚憲内野手(3年)を置く構想を明かした。

 若き侍打線の幹となる部分がほぼ固まった。クリーンアップについて、小枝監督は当初、左-右-左のジグザグ並びを想定していたが、国内で行った練習試合3試合の内容を受けて再考。3人の特性が見えたことで「右-左-左でも、くっついて相手に圧をかけていける」とプランを練り直した。

 4番は「清宮に担ってもらう傾向は強い」と主将を指名。その理由は安田の存在感にもある。練習試合では3戦3発。他の2人が封じられた27日の城西国際大戦でも先制適時打を含む2安打を放った。「良くなっている。清宮を楽に振らせてあげられる」と成長を遂げた大砲への信頼を明かす。そして、中村は合流初日の26日・日大戦で2安打。「1部リーグの大学生の投手に、初球から振っていった」という積極性を買った。

 本来は“Wクリーンアップ”を好む指揮官だが「これだけ核がバシッとあれば、あとは上下で機動力を生かす方向でいい」と中軸への期待を口にした。カナダ入りした清宮は「いよいよですね。疲れた?いやいや。映画をずっと見てました」と笑顔。史上最強の高校通算218発クリーンアップが、世界のライバルに襲いかかる。

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