大逆転サヨナラの明豊・川崎監督、母校の智弁和歌山から刺激

 「全国高校野球選手権・3回戦、明豊9-8神村学園」(18日、甲子園球場)

 延長十二回に及ぶ激闘の末、明豊(大分)が神村学園(鹿児島)を下し、サヨナラ勝ちで8強入りを決めた。延長十二回2死走者なしから3点差を追いつき、さらに満塁から押し出し四球で白星をつかんだ。

 川崎絢平監督(35)は「選手はよくやった。こういう試合を勝ち上がるのは、勢いや成長を感じる。諦めず、みんなでつないでいこうという目標通り、食らいついていけた」と選手をたたえた。

 智弁和歌山出身で、1997年に1年生ながら内野手として全国制覇に貢献した川崎監督。阪神などでプレーした中谷仁コーチ(38)の2学年下で、夏の甲子園に3年連続出場した。立命大卒業後は母校のコーチとして高嶋仁監督(71)の下で指導法を学び、2012年に明豊の監督に就任した。

 母校は前日の3回戦で1-2で大阪桐蔭に惜敗。恩師との対戦は実現しなかったが、川崎監督は「今年のチームで、1対2で大阪桐蔭と勝負できるところはなかなかないと思う。あの一戦に刺激をもらった」と明かした。

 準々決勝の相手は天理。「隙のないチーム。何とかこじ開けていきたい」と、明豊として初の4強進出を誓った。

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