楽天・オコエ、プロ初の3打点も及ばず 首位陥落も光「戦力と呼ばれたい」

 「西武17-8楽天」(15日、メットライフドーム)

 今季ワースト17失点の投壊で首位陥落の楽天だが、打ではオコエがプロ2年目で初の1試合3打点と気を吐いた。3点差の四回無死満塁。ウルフの投じた内角カーブをたたいて、三塁線を抜いた。

 走者一掃の同点二塁打。どんなもんだい-とばかりにガッツポーズを見せ「前の打席は見逃し三振だったので積極的にいきました。体がうまく反応した。いいところに飛んでくれました。とにかく、結果が出て良かったです」と振り返った。

 2月のキャンプ初日に右手薬指の剥離骨折が判明し、手術を受けた。開幕から2軍暮らしが長かったが、今月4日に1軍昇格。その後はチームに故障者が多いこともあり「9番・右翼」に定着し、ここまで31打数10安打、打率・323と成長ぶりを見せている。

 「去年は育成枠。優勝争いの中、戦力で呼ばれたい」と話していたオコエだが、もう“お客さん”ではない。

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