済美 安楽以来の聖地で初戦突破だ 偉大な先輩の期待に応える

 「全国高校野球選手権・組み合わせ抽選会」(4日、フェスティバルホール)

 組み合わせ抽選会が大阪市内で行われた。豪腕・安楽智大投手(現楽天)を擁した13年夏以来、4年ぶりの甲子園。済美の初戦の相手は東筑に決まった。昨年8月に就任した中矢太監督(43)は「情報はまったくないが、激戦の福岡県を制したチーム。力があるのは間違いない」と表情を引き締めた。

 今年の済美は愛媛大会打率4割の強力打線が持ち味だ。エース兼4番で主将の八塚凌二投手(3年)は「県大会と変わらず、しっかり打ちたい」と力を込めた。

 八塚は入学前、安楽から「これを使って俺を超えてくれ」とグラブを譲り受けた。試合では使用しないが、そのグラブは今大会にも持参している。その安楽から愛媛大会後、中矢監督のもとに「おめでとうございます」と祝福の電話がかかってきた。偉大な先輩の期待に応えるため「一球一球、気持ちを込めて投げたい」と誓った。

 初戦は大会第1日第2試合。調整期間は短いが「開幕戦を想定して準備してきたので大丈夫です」と中矢監督。打ち勝つ野球で復活の1勝をつかむ。

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