土浦日大 ノーシードから31年ぶり甲子園 延長十五回制す
「高校野球茨城大会・決勝、土浦日大10-9霞ケ浦」(27日、水戸市民球場)
土浦日大が延長十五回の激闘を制し、31年ぶりの優勝を果たした。
白熱の延長戦に終止符を打ったのは公式戦初スタメン、守備の人・星野舜内野手(3年)だ。十五回2死一塁で直球を左中間へ二塁打。「最高です。監督からは『守備に集中しろ、バッティングには期待していない』と言われていた。打ってやろうと思っていた」と笑った。
ノーシードから勝ち上がった。1回戦・小瀬戦は一回に6失点、コールド負け危機だったが、六回に一挙9点で大逆転。決勝は五回を終わって2-7となったところで、小菅勲監督が「一度死んで、二度死んでいるんだから(何も恐れずに)自分たちの野球を信じてつないでいけ」と猛ゲキ。終盤の集中打を引き出した。
1986年以来となる甲子園。やってきたことを信じて、「いつも楽しく笑顔で」をモットーに土浦日大の野球を見せる。