女子マネ副将の育英は敗退 「みんな全力で戦ってくれた」と涙

 「高校野球兵庫大会・準々決勝、滝川二2-0育英」(25日、明石トーカロ球場)

 育英は完封で敗れ、2013年以来の準決勝進出はならなかった。8安打を放ち、6度も得点圏に走者を進めながら、あと1本が出なかった。安田聖寛監督は「四回のバント失敗がすべて」と無死一、二塁から犠打失敗でチャンスをつぶしたことを悔やんだ。

 副将でもある御縞杏架音(あかね)マネジャー(3年)もベンチで声をからしてナインを鼓舞したが、実らなかった。九回の攻撃では涙をぬぐいながら懸命の声援。「甲子園へ行きたかったが、みんな全力で戦ってくれたので、最高の夏でした」とナインに感謝した。

 3年間チームを支え、チームメートからは「お母さんのような存在」とも呼ばれるしっかり者。「私は世話焼きで、道具を持ったかどうかの確認など口うるさく言うから、うるさいお母さんみたいと思われてるでしょうね」と苦笑い。「しんどいこともあったけど、感謝しています」と3年間を振り返った。卒業後の進路は就職を考えているという。

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