日大三が完封負けで17年ぶりに4強逃す…2季連続甲子園出場ならず

東海大菅生に完敗したものの涙は流さなかった日大三・櫻井周斗=神宮球場(撮影・中田匡峻)
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 「高校野球西東京大会・準々決勝、東海大菅生5-0日大三」(25日、神宮球場)

 今春センバツ出場の日大三が完封負けし、00年以来17年ぶりに4強入りを逃した。

 先発したドラフト候補左腕・桜井周斗投手(3年)が初回に先制適時二塁打を浴び、いきなり2点のビハインドを背負う展開。五、七、八回に小刻みに加点され、リードを広げられた。

 看板の強力打線は、東海大菅生のMAX145キロ右腕・松本に八回まで10三振を奪われるなど沈黙。2投手のリレーに、散発3安打に封じられた。

 昨夏は準決勝で苦杯をなめ、今春東京大会でも4-3で辛勝した相手。「一番マークしなきゃいけないのは、菅生さんだなと思っていた。スライダーを打つ練習はしていたんですけど…」と小倉全由監督。

 桜井は「初回に主導権を握られて、流れを持ってこられなかった。自分の中では打倒・菅生で(昨夏の)リベンジができるチャンスだと思っていた。何もできなかったという感じ」と悔しさをにじませた。

 春夏3度の全国制覇を誇る日大三だが、これで夏は4年連続で甲子園に届かなかった。

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