彦根東が滋賀学園撃破 2年生左腕・増居が2失点完投
「高校野球滋賀大会・3回戦、彦根東3-2滋賀学園」(21日、皇子山球場)
強豪と対戦した経験を自信に変え、1人で投げ抜いた。彦根東・増居翔太投手(2年)が2失点で9回完投。春季滋賀大会の準々決勝に続き、滋賀学園を相手に完投勝利を挙げた。
「初回は緊張して球が浮いたけど、中盤からは落ち着いて力まずに投げられた」。初回に2ランを浴びた後、二回以降は決定打を許さなかった。
春季近畿大会準々決勝の大阪桐蔭戦。八回に登板すると、直球だけを投じて自分の力量を測った。「フライを打たせられたし、直球で押し切ることができた」。2回2失点ながら、確かな手応えが残った。その自信が夏の大一番でも生きた。
13年夏以来の甲子園まであと3勝。「厳しい戦いになるけど、楽しみながら行きたい」。京大進学を目指す左腕には余裕が漂っていた。