日本ハム松本サヨナラ内野安打 連敗にもサヨナラ!プロ初快カ~ン
「日本ハム4-3楽天」(20日、札幌ドーム)
三塁走者の中島が本塁へ滑り込むと、一塁を回った日本ハム・松本剛内野手(23)は両拳を突き上げた。延長十一回1死一、三塁。二塁への内野安打を放ち、プロ初のサヨナラ打。通算2度目のお立ち台に上がり「しょうもない終わり方だったんですけど、勝ててよかった」と顔を紅潮させた。
栗山チルドレンが6年目で花開いた。昨季までは2軍暮らしが多かったが、昨オフに長さ1メートルの「長尺バット」を発注し、振り込んできた。「体全体で振れるように。悔いが残らないように練習してきた」と振る力をつけた。
その成果もあり、今季は自己最多の57試合出場で打率・294と才能が開花。「これからもなんとか勝ちにつながる仕事をしたい」。連敗を「5」で止めた新鋭が、チームを浮上させる。