7年目の来季も栗山監督に託す 5位低迷、借金21でも日本ハム続投要請

 来季続投を要請されることが明らかになった栗山監督
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 日本ハムが栗山英樹監督(56)に来季続投を要請する方針であることが20日、明らかになった。今季は大谷翔平投手(23)、近藤健介捕手(23)ら主力にケガ人が続出して5位に低迷しているが、球団は育成手腕を高く評価。指揮官が受諾すれば、球団歴代2位タイの7年目に突入する。

 今季は借金21を抱えて5位に低迷する現状だが、球団は来季も栗山監督に指揮を託す方針を固めた。

 昨年の日本一から、今季は優勝争いから大きく後退しているが、前半戦で大谷、近藤らケガ人が続出したことが低迷の主要因とみている。一方で6年目の松本や巨人で伸び悩んでいた大田をレギュラー格に育て上げるなど、若手育成の手腕を高く評価。

 「すごいチームのことを勉強されている。現在のチーム作りをさらに強固にしてくれるのは栗山監督しかいない」と球団関係者。来季を新監督に託すより、2軍の鎌ケ谷にも頻繁に足を運び、1、2軍の選手を熟知する栗山監督が最適と判断。昨年までの5年間でリーグ優勝2回、日本一1回の実績も申し分ないとみる。

 人気面も続投を後押しする。「あれほど、ファンを大事にされる方はいない」と同球団関係者。球団理念のファンサービスファーストを率先して体現。今季は04年の北海道移転後最速となる主催35試合目で観客動員100万人を達成するなど、集客力の高さも背景にはある。

 栗山監督はこの日、「そんな話は一切していない。ただ、責任を感じているだけ。ファンに申し訳ない」と話した。球団はシーズン終了後に正式要請する運びで、指揮官から受諾の返事を待つ。

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