日本ハム・大谷、23日1軍復帰ピンチ…全体練習合流で栗山監督待った

 左太もも裏の肉離れで2軍調整をしていた日本ハム・大谷翔平投手(22)が20日、札幌ドームでの全体練習に合流した。ダッシュ、フリー打撃などをこなしたが、栗山監督は23日・楽天戦での1軍復帰に慎重な姿勢を示した。

 リーグ戦再開の起爆剤にと期待していたが、実際の動きを見て疑問符をつけた。37スイング中7本の柵越えを放ったフリー打撃を真後ろで見ていた栗山監督は「まだまだ考えないといけない。思った通りではなかった。大丈夫かなあというのがある」と厳しく振り返った。

 左足に負担がかかる走塁面を問題視している。打撃練習では札幌ドームの外野席中段へ放り込んだが、この日も全力では走れていない。ドーム屋外でダッシュを行ったが、現状では7割程度の出力が目いっぱいという。

 大谷も「早く戻られればいいですけど、残りシーズンをしっかりやることも大事。そこに向けてしっかりやりたい。監督がどこを求めて決めるかですけど」と説明。現在はまだ完調ではなく、状態を上げていく重要性を説いた。

 「明日(21日の全体練習)も見て考える」と悩む栗山監督。代打なら戦力になるとみるが、ベースランニングや実戦の動きは負傷した4月8日以降は遠ざかっている。23日と目されていた1軍復帰は先延ばしされる可能性もありそうだ。

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