巨人が交流戦最下位に転落 14安打も拙攻の連続に由伸監督「あと1本が…」

 「交流戦、巨人3-7ソフトバンク」(15日、東京ドーム)

 巨人はソフトバンクに並ぶ14安打を放つなど再三のチャンスをつかみながら拙攻で逃し、3連勝はならなかった。

 初回の1死一、三塁を逃すと、二回、三回の2死満塁も無得点。五回、1点を返してなお2死一、二塁も得点には結びつかなかった。高橋由伸監督は試合後、「あと1本というところ。まあ、ヒットは出ているんだが…」と首をひねった。

 3週間ぶりの1軍登板となった先発の内海は初回をわずか5球で3者凡退に封じる抜群の立ち上がりを見せたが、三、四回に1点ずつを失った。68球ながらも4回の打席で代打を送られ、無念の降板。高橋監督は「先発は五回、六回というふうに投げていくのが理想なんだが…。あそこは攻撃を優先した」と交代の意図を明かした。

 五回には1点差に迫ったが、中継ぎ陣が踏ん張りきれず、終盤に5失点。もどかしい試合展開に「リリーフ陣が終盤、1点、2点でも失点を抑えていれば…」と、リリーフ陣の乱調をやり玉に挙げた。

 交流戦は3勝12敗となり、この日勝ったヤクルトと入れ替わって交流戦最下位に転落した。

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