ロッテ・チェン、元チームメートに被弾「野手の人が点を取ってくれたのに…」
「ソフトバンク10-4ロッテ」(24日、ヤフオクドーム)
ロッテの先発チェンが、ヤフオクドームの天井をにらんだ。
2点のリードで迎えた六回1死。デスパイネに投じた135キロの高めの真っすぐが鋭い打球音を残して、左翼席に飛び込んだ。1点差とする11号ソロ弾。
ロッテの投手陣が昨年までの僚友に浴びた本塁打はこれで4本となった。11本中4本…多すぎる。続く中村に中前打を運ばれて92球、被安打6の4失点で降板となった。
「初回の先頭ホームラン。その後の四球、四球、駄目です。6回もホームラン。長打駄目です。野手の人が点を取ってくれたのに…。申し訳ないです」。
チェンはうなだれるしかなかった。
一回、先頭の川島に初球を左翼席に運ばれた。今宮、柳田への連続四球から2死一、二塁として中村に右への適時打を浴びた。
この夜のロッテ打線は奮起した。四回に5長短打を集中させて3点を奪って逆転。さらには五回、鈴木の適時打で追加点を挙げていただけに、なおさら深くうなだれるしかなかったチェンだった。