オリックス5連敗でハムに並ばれた 球団初毎回与四球…また不名誉記録
「日本ハム4-1オリックス」(21日、札幌ドーム)
イニングのたびに歩かせた。オリックスのドラフト1位・山岡(東京ガス)は先発6試合目でもプロ初勝利をつかめず。毎回の6四球で降板すると、リリーフ陣も回ごとに走者を歩かせる悪循環。プロ野球11度目、球団初となる毎回与四球(死球も含む)で流れを失い5連敗。日本ハムに同率4位タイで並ばれた。
試合は作った。されど勢いを呼び込めない。まずは山岡が三回に大野に先制ソロを被弾。打線が同点に追いついた直後の五回は3番・近藤への四球で2死一、二塁とし、4番・中田に勝ち越しの左前適時打を浴びた。
「勝負に行った結果のフォアボール」と山岡。この日、瀬戸内高3年時に広島新庄との夏の広島大会決勝で延長15回を投げ合った巨人・田口が完封星。好敵手との“投げ合い”となったが、6回2失点で4敗目を喫した。
七回には3番手・吉田一が中田に右中間への2点二塁打。投手陣が近藤に与えた四球は計4個で続く中田に決定打を浴びる場面が2度。好調とはいえ、近藤を塁に出し続けたことに福良監督も「そこ(対策)は考えないとね」と渋い表情だ。
不名誉な記録で今季4度目の同一カード3連敗。日本ハムに待ったをかけられず、借金は今季ワースト5となった。泥沼から抜けるため、立て直していくしかない。