近大が8季ぶりV、完全優勝で全日本へ 岡田が京大を完封

 「関西学生野球・春季リーグ、近大6-0京大」(14日、甲子園球場)

 近大が京大を下し、2013年春以来8季ぶりの優勝を決めた。昨年は2季連続で5位に終わっていたが、今季は第1節・立命大との2回戦で敗れて以降は9連勝。全5チームから勝ち点を挙げる完全優勝となった。これで全日本大学野球選手権大会(6月5日開幕・神宮、東京ドーム)への出場権を獲得した。

 二回に中川智裕内野手(2年・近大付)が、右中間へ適時三塁打を放って先制。四回は牧野慎也内野手(3年・創成館)の2点三塁打などで3点を追加して京大を突き放した。

 先発・岡田和馬投手(4年・南陽工)は、完封勝利。この試合までリーグトップの防御率0・36と安定した成績を残してきた左腕が、重要な試合でも結果を残した。

 14年に就任した田中秀昌監督(60)にとっては、リーグ戦初優勝となった。13年に部員の不祥事で辞任した榎本監督の後任を任され、母校再建に尽力した成果が4年目で花開いた。

 近大の監督就任までは高校野球の監督を務め、上宮(大阪)を率いた1993年センバツで全国制覇。2011年夏には東大阪大柏原(大阪)を初の甲子園出場へ導いた。また、上宮での黒田博樹(元広島)、元木大介(元巨人)、東大阪大柏原での石川慎吾(巨人)ら多くの選手を育ててきた。

 高校野球で輝かしい実績を残してきた名将は、大学でも日本一を狙う。

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