オリックスが２２日のロッテ戦（ＺＯＺＯマリン）で開幕からビジター球場７連勝の球団新記録を狙う。

　今季は開幕から４、５日のメットライフ、１４、１５日のヤフオクドーム、１８日の草薙、２０日の東京ドームとビジターで負け知らずの６連勝と快進撃を続けてきた。１９５２年のフランチャイズ制施行以降、６７年（当時阪急）と８９年に並ぶ球団タイ記録。ＺＯＺＯマリンでも勝てば、球団新記録となる。

　これには「“ぶり”はもういいよ」という福良監督も納得だろう。５４年ぶりの開幕３連戦３連敗という不名誉記録から始まり、３年ぶりの勝率５割に６連勝、４５年ぶりの対日本ハム開幕から５連勝と、ここまではまさに“ぶり”づくしだった。

　新記録を託されるのは西だ。２１日はＺＯＺＯマリンで全体練習に参加。前回登板予定だった１６日・ソフトバンク戦（鹿児島）が雨で流れて中１２日で臨む。

　「間隔は空いたけど投球の感覚は悪くない。打線が打ってくれるので無駄な四球をなくして試合を作りたい」

　３勝を挙げる金子、ディクソンとともに３、４月の月間ＭＶＰ候補にも挙がる右腕は「試合数が少ないし僕はないでしょう。自分の投球だけ心掛けたい」。“ぶり”から“新”へ福良オリックスが躍進する。