ロッテ・涌井、7回8K0封で今季初勝利「待っていた」

 西武に勝利し、益田(右)とタッチするロッテの涌井、左は伊東監督=ZOZOマリン
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 「ロッテ1-0西武」(15日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテが涌井-大谷-益田の完封リレーで虎の子の1点を守り切った。

 先発の涌井は今季2試合投げて0勝2敗と勝ち星なし。初回2死から浅村に右へ二塁打を浴び、ピンチを招いたが、中村を遊飛に仕留め、上々の立ち上がり。

 この日はコーナーを丁寧に突く投球で西武打線に的を絞らせない。三回から五回までの3イニングを三者凡退。七回に2死から連続安打で一、二塁のピンチを招いたものの、山川を遊ゴロに仕留めた。エースらしい落ち着いたマウンドさばきで、7回を4安打8奪三振無失点という好投で今季初勝利をマークした。

 試合後のヒーローインタビューで、「ファンも待ち望んでいた初勝利です」と水を向けられると、涌井は「ファンの皆さんよりも、自分が待ってました」と答え、笑わせた。

 この日、マリン名物の風速15メートル前後の強風が吹く中での試合となったが、「とにかく腕を振って。そうすれば、ストレートがすごい伸びるのは分かっているので、とにかく力で押しました」と風を計算に入れた自身の投球を振り返った。

 7回を3安打無失点。完封のチャンスもあったが、「欲張るといいことがないので…。きょう朝、大谷さんへ『きょうは大谷さんを(リリーフで)使います』とLINEしたので、遠慮なく使わせてもらいました」と、今季初勝利にご機嫌。ファンへのメッセージを求められると、「応援が力になりました。きょうは、すごい風なんで。レインボーブリッジ、アクアマリン…、通るときは気をつけて帰ってください」と、最後まで舌は滑らかだった。

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