ロッテ涌井、デスパイネ封じ任せろ 「マウンドに立てば何か見える」
開幕戦を託されたロッテのエース涌井秀章投手(30)が30日、昨季までの僚友・デスパイネとの対決に闘志をのぞかせた。
15年から3年連続、西武時代から通算すると8度目の大役に臨む涌井。“開幕戦の鬼”だが、今年は忘れられないマウンドになる。
ソフトバンクの主砲は自軍の4番だったデスパイネだ。投打の軸としてお互いを信頼してきた。しかし今は絶対に抑えなければならない存在だ。
「(デスパイネが)打席に立ち、僕がマウンドに立てば、何か見える。今は特に意識しない」と話す。すでに長所はもちろん、弱点も知り尽くしている。打席から漂う雰囲気から狙い球をかぎ取って勝負する。
伊東監督は開幕戦のキーマンに涌井の名を挙げた。デスパイネを封じて、ソフトバンクの出はなをたたく。修正点のチェックも終了した。「完投しなくても勝っている場面で後ろに回したい」。チームに弾みをつける白星を奪取する。