明徳義塾・馬淵監督「騒がれるだけのことはあるで」 早実・清宮を称賛

初戦敗退し厳しい表情で甲子園を去る馬淵監督(左)ら明徳義塾ナイン(撮影・山口登)
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 「選抜高校野球・1回戦、早実5-4明徳義塾」(24日、甲子園球場)

 1回戦屈指の好カードは、明徳義塾(高知)が延長十回の末、力尽きた。早実(東京)のスラッガー・清宮幸太郎内野手(3年)に対しては4打数1安打1四球。しかし9番・野田優人内野手(2年)に3安打4打点を許すなど、終盤の失点が響いた。

 馬淵史郎監督(61)は「勝ち切れなかった。何かが足りない。甲子園は、負けるたびに色んな事を経験させてくれる」と敗戦の弁。注目された清宮との対戦については「大したもんです。騒がれるだけのことはあるで。やっぱりええで」と称賛した。

 清宮は三回の第2打席で、あわや中越えとなりそうなセンターフライを放った。馬淵監督は「振りはさすが。最近見たことがない打球の上がり方やね」と感心した。

 さらに「高校野球のことを考えたら、スターは必要やからね」と、勝ち上がった相手にエールを送った。

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