楽天ドラ5・森原強気の1回0封 梨田監督も絶賛「雰囲気ある」
「オープン戦、楽天3-9DeNA」(4日、倉敷マスカットスタジアム)
ルーキーらしからぬマウンド度胸が光った。楽天のドラフト5位・森原(新日鉄住金広畑)が九回から登板し、大胆に内角に投げ込む強気のスタイルでピシャリ。ブルペンを支える即戦力右腕として、開幕1軍に前進した。
白崎を二ゴロ、シリアコを三振、宮崎を投ゴロに料理した。140キロ台後半の直球を軸に、巧みに内を突いた森原は「インコースを使っていかないと抑えられないので」と納得の表情。梨田監督は「雰囲気あるね。バッターを見下ろしている感じ。彼のボールは力がある。インコースにあれだけ投げられれば幅ができる」とうなった。
今年はドラフト4位・菅原(大体大)や同9位・高梨(JX-ENEOS)ら、中継ぎ候補に即戦力ルーキーがひしめき合う。森原は対外試合登板がこれで5試合目。計5イニングを2安打1失点と安定している。
近大工学部を卒業後、社会人3年目でプロ入りを果たした25歳のオールドルーキー。開幕1軍切符へ、泥臭く突き進んでいる。