ロッテ ドラ1佐々木はいきなり“スライド登板”へ

涌井と並んでブルペンで投球練習をする佐々木(右)
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 「ロッテ春季キャンプ」(18日、石垣島)

 ロッテのドラフト1位・佐々木千隼投手(22)=桜美林大=がプロ実戦初登板を“スライド”調整で迎えることになった。

 この日は午後から今キャンプ2試合目となる紅白戦が予定されていたが、午前10時の練習開始とともに、スコールのような雨が降り始めた。グラウンドは水浸しとなった。

 室内練習場に移動したが、伊東監督は紅白戦の中止を決定。室内練習場で軽いメニューとなった。

 「1日抜こうと思っていたので、いい機会、タイミングになりました」。1月30日の石垣島入り以来、好天に恵まれてこの日まで雨にたたられずに順調にキャンプを消化。ナインに疲れも出る頃でまさに“恵みの雨”となった。

 紅白戦の白組2番手で登板し、2イニングを投げる予定だった佐々木は、ブルペンで39球の投球練習。終了後、小林コーチと額を寄せてなにやら話し合った。

 「投手陣はスライドOKなので」(伊東監督)と19日に紅白戦を行う予定。どうやら、スライド調整に向けてのことだったようだ。シーズンに入ればもちろん、スライド登板もある。今回は経験を積むいい機会となる。

 14日の打撃練習に初登板して、新人王候補にふさわしい投球を披露した佐々木。「調整は順調です」と話し、「結果を出したい」と表情を引き締めた。

 「真剣勝負となってくるので力みが入ってくる。自分の投球をどこまでできるか」と伊東監督。17日の紅白戦でドラ2の酒居が好投した。「そういう情報は本人(佐々木)に入っている。いいものを出してくれると思います」。ドラ1と2位の切磋琢磨(せっさたくま)に期待していた。

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