ロッテ・ドラ1佐々木63球 いきなりの本格投球に伊東監督も納得の表情
「ロッテ春季キャンプ」(1日、石垣島)
ロッテのドラフト1位・佐々木千隼投手(22)=桜美林大が=が1日、いきなりブルペン入り。早くも63球の本格投球を行った。
ブルペンに足を運んだ伊東監督が何度も大きくうなずいた。
「初日から力を見れる投球だった。ローテの一角になってほしい。2桁勝てる投手と思った」
真っすぐを中心にスライダー、フォーク、シュート、シンカー…多彩な変化球を惜しげもなく披露した。それでも本人は、「ボールの質、コントロールがまだまだでした」と頭をかいたが、低めに伸び、よく制球されたボールが捕手・吉田のミットに吸い込まれた。
当初は50球の予定だった。しかし佐々木は「納得いくボールが来ていなかった」と初日から飛ばした。
この日の宿舎出発は9時10分の予定だったが、佐々木は同室の宗接と8時半にロビーに“一番乗り”していた。「しっかりやらなきゃと思います」。アピールだけじゃない。心構えもできている。