第８９回選抜高校野球大会（３月１０日抽選、１９日開幕・甲子園）の出場３２校を決める選考委員会が２７日、大阪市内で行われ、不来方（こずかた）＝岩手＝が２１世紀枠に選出された。

　部員１０人で春夏通じて初の甲子園切符をつかんだ。平藤淳校長が２１世紀枠での出場決定を報告すると「本当に甲子園に行けるんだ」と肩を組み、笑顔で感動を分かち合った。少人数で守備練習が難しいが、打撃に特化し力を付けた。主将の小比類巻圭汰投手（２年）は「練習が多くできるし、部員同士のつながりを力にする」とチームワークを生かした活躍を誓い、小山健人監督は「力を合わせ、野球は人数ではないということを伝えたい」と聖地での目標を語った。