野球評論家の野村克也氏が１０日、ＴＢＳ系「白熱ライブ　ビビット」のインタビューに応じ、故郷・京丹後市に寄贈した記念品の大半が倉庫に置きっ放しにされていたことに「記念館が出来て飾られていると思っていた」と戸惑いを語った。

　番組では、野村氏が２７年前に市へ寄贈した三冠王などの記念品が、２０１１年、２０１２年の２回だけ野村氏の講演会に合わせて飾られた以外は倉庫に眠りっぱなしになっているというニュースを報じた。

　番組では、野村氏に直接電話をし、今回の件について尋ねたところ「それは知らなかった」と困惑。「野村記念館っていうのがあって、そこに飾られていると思っていた」と、放置されていることはまったく知らなかった様子。「捨てるに捨てられず困っているんだろう」とも語った。

　番組では、京丹後市にも取材し、記念館建設などは財政的にも困難であることなども報じたが、ＭＣの国分太一は「市役所にちょっと飾ってみるとか、やり方はあると思うけど」と残念そうな表情。テリー伊藤も「行政が管理するのは大変。世代によっても変わるし、スポンサーがやるとか、名球会がやるとかしないと…。みんなでスクラム組まないと」と話していた。