新人張り切りすぎるな 巨人・高橋由伸監督がオーバーワーク注意報
巨人・高橋由伸監督(41)が9日、新人選手たちにオーバーワーク注意報を発令した。ジャイアンツ球場で始まった新人合同自主トレを視察。「環境に慣れることが大事」と声をかけた指揮官は「張り切ってオーバーペースになるとは思うが、その辺はトレーニングコーチの方に加減してあげてくれと言っている」と明かした。
憧れのプロの門を叩いた“金の卵”たち。怖いのは張り切りすぎての故障だ。「せっかく入ったのに、もったいないしね」と指揮官。自身も入団初年度の98年に「風邪ひいて、めちゃくちゃ叩かれたよ」と苦笑いで振り返り、「まだ見せる(アピールする)時期じゃないと思うよ」と“慣らし期間”の重要性を説いた。
降雨のため、室内練習場でスタートした合同自主トレ。終了後、ドラフト1位の吉川尚(中京学院大)は「ケガなく終わるのが一番。飛ばしすぎないように」と表情を引き締めた。未知の世界に足を踏み入れた15人。経験を踏まえた指揮官の言葉を胸に、まずはプロで戦うための土台を固めていく。