西武が次期監督の最有力候補に、球団OBでもある中日の辻発彦作戦兼守備コーチ(57)を挙げていることが28日、球界関係者の話で分かった。近く要請する見込み。辻コーチは今季最終戦となった東京ドームでの巨人戦前に取材に応じ「連絡があれば考えます」と話した。
西武は3年連続でCS進出を逃し、27日に田辺徳雄監督が辞任を発表した。鈴木葉留彦球団本部長は後任候補を「足りないところを補足してくれる人。1点差で勝てる人」としていた。
辻コーチは佐賀東高から日本通運を経て1984年に西武入団。名二塁手として黄金期を支え、93年に打率3割1分9厘で首位打者を獲得した。