作新学院が54年ぶり2度目の夏制覇「次の世代につなげたい」

北海をやぶり優勝を決めナインと抱き合って喜ぶ作新学院・今井達也=甲子園(撮影・持木克友)
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 「全国高校野球・決勝、作新学院7-1北海」(21日、甲子園球場)

 作新学院(栃木)が1962(昭和37)年に春夏連覇を達成して以来54年ぶりとなる、夏2度目の全国制覇を果たした。

 全国最多、37度目の出場にして初めて決勝に進んだ北海が二回、2四球で2死一、二塁のチャンスを作り、9番・鈴木が作新学院の先発・今井の変化球をうまく拾って左前へ。これが先制適時打となった。

 一方の作新学院は四回、2四球などで無死満塁の大チャンスをつかみ、篠崎の当たり損ねの打球が一塁手の失策を誘い、同点に。

 さらに鮎ケ瀬、今井に連続適時打が続き、ここまで4試合完投と踏ん張ってきた北海のエース・大西をマウンドから引きずり下ろした。なお無死満塁で、山本が2番手・多間から右翼線2点二塁打し、一挙5点のビッグイニングに。

 作新学院はその後も着実に加点し、また投げてはエース・今井が7安打1失点完投で優勝投手に。

 その今井対策として大半の選手にバスターでの対応を命じた北海・平川監督は「この作戦は今までで初めてです。ただ普通では打てない投手なので、何とかしようと思って。選手はよくやってくれました」と、振り返った。

 続けて「初めて、ここまで来たことを、次の世代につなげていきたい」と、優勝への強い意欲を口にしていた。

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