ロッテ角中7連勝弾「ツボに来た」
「交流戦、巨人2-6ロッテ」(18日、東京ドーム)
今季初の7連勝を引き寄せる一発だった。五回2死二、三塁。ロッテ・角中勝也外野手が巨人・小山の直球を思い切り叩いた。高めのボール球だったが、打球はG党の悲鳴の中、右翼席中段に2戦連発の4号3ラン。三塁からスタンリッジがゆっくりと本塁を踏み、細谷、角中が続いた。
「スタンリッジが走者で出ていたので、ヒットで返して少しでも時間を稼げるように思っていた」と角中。そして「満足のいく打撃だった」と続けた。
高めのボール球でも角中には絶好球だった。「ストライクゾーンをなかなか打てない。自分が本塁打を打てるツボに来た」。三回の中前適時打も低めのフォークをすくい上げるようにして放った。交流戦はこれで62打数22安打、打率・355。神業のようなバットさばきで、パの打率部門でも同・348で首位打者を独走している。
「カクの一発が効いた」とは伊東監督。19日にソフトバンクが負け、ロッテが勝てば交流戦の“覇者”となるが「(それよりも)勢いと自信をつけるためあすは勝ちたい」とリーグ戦再開へと照準を合わせている。