楽天の黄金週間!“GW砲”が連弾
「楽天5-3ロッテ」(4日、コボスタ宮城)
黄金週間にふさわしい“GW砲”の連弾だった。五回。楽天・銀次、ウィーラーが放った2者連続本塁打に、ゴールデンウイーク真っ盛りの杜の都が沸いた。
初球を迷わず仕留めた。「最近考えすぎていたので、強いスイングをしようと心掛けていました」。1死一、二塁。甘く入ったスライダーを捉えると、打球は真っ赤に染まった右翼席に吸い込まれた。昨季は1本塁打に終わった男の価値ある逆転3ランに、助っ人も触発された。
銀次がベンチ前で仲間とハイタッチにいそしむ中、ウィーラーがこれまた初球を左翼席へ。「ギンジの3ランが効いたね」。3、4番のアベック弾が、見事に勝利を呼び込んだ。
家族連れを中心に連日のにぎわいを見せるコボスタ。銀次家はというと、愛妻と2男は自宅でお留守番。というのも、午前中に降りしきった雨に「今日は寒いから来なくていいよ」と長男・虎次郎君(2)、昨年12月に生まれたばかりの次男・桃次郎君を抱える夏子夫人に、パパが優しい気遣いを見せたからだった。間近で勇姿は見せられなかったが、大仕事を引っ提げ、帰途に就いた。
3位・日本ハムが引き分け、ゲーム差なしまで肉薄。借金はまだ2つ残るが、鮮やかな連弾で、楽天が5月反攻へノロシを上げた。