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田中正義が緊急降板 6球団スカウト動揺

 「東京新大学野球、共栄大5-2創価大」(23日、さいたま市川通公園)

 今秋ドラフトの目玉、創価大の田中正義投手(4年・創価)が、アクシデントで緊急降板した。共栄大戦に先発したが、右手中指の爪が割れた影響で2回2安打無失点で交代。試合は延長十回タイブレークの末に敗れた。今カード中の田中の登板は厳しい状況で、目標のリーグ優勝と日本一へ、早くも試練が訪れた。

 居るべきマウンドに、田中の姿はなかった。敗戦をベンチで見届けて試合後の一礼を終えると、肩を落とした。「中途半端なことをしてしまった。非常に申し訳ない」。険しい表情を崩さず、主将としてチームにわびた。

 異変が起きたのは、試合前のブルペン投球。右手中指に痛みが走った。爪に不安を抱えたまま先発。直球は最速147キロを計測し、2三振を奪ったが、初回、二回とヒットを許した。患部は悪化し「血が出てきて痛みが気になって、思うように投げられない状態」。二回表終了後、岸雅司監督(60)に自ら降板を申し出た。

 爪の負傷は初体験。5日の開幕戦・杏林大戦で3失点完投勝利を挙げたが、2月に右肩違和感を訴えた影響で調整は遅れていた。「肩は問題ない」と関連は否定したが、昨年並みに状態が上がらない中でのアクシデント。「大したことなければいいけど」と中日・正津スカウト。視察した阪神など6球団のスカウト陣も心配顔だ。

 指揮官は「これで強くなるチームじゃないと、日本一は取れない」と奮起を促したが、今カードはエース不在が確実。30日からは東京国際大戦も控える。「なるべく早く(投球)できるようにしたい。落ち込んでも仕方がない。自分のできることをやりたい」と気丈に話した田中。最速156キロ右腕が大きな試練に直面した。

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