オリ秘密兵器!育成塚田を支配下登録へ

 オリックスが育成ドラフト1位・塚田貴之投手(22)=白鴎大=を近く、支配下登録することが4日、明らかになった。

 左腕不足に苦しむチームに秘密兵器の投入が決まった。開幕1軍に登録された左腕は大山1人。その大山も3月30日には登録抹消され、そこから2試合はベンチ入り投手が全員右腕という異例の態勢を強いられた。そのためリリーフ専門左腕の補充に着手することになった。

 白羽の矢が立てられたのは塚田だ。スリークオーターから145キロを超える直球と2種類の変化を見せるスライダーが武器。2軍ではリリーフでここまで10試合に登板し、0勝2敗1セーブながら防御率1・74の好成績を残している。酒井投手コーチは「2軍から左で一番いいのが塚田、左打者を封じられるボールを持っているという報告を聞いています」と話した。白鴎大では元阪神内野手の藤倉多祐監督の下、厳しい指導を受けてきた。グラブは掛布2軍監督も愛用する美津和タイガー製。猛虎の遺伝子を持つ左腕がオリ投の救世主になる。

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