ハム栗山監督 大谷週3日野手起用構想
日本ハム・栗山英樹監督(54)が14日、大谷翔平投手(21)の起用について、今季から登板2日前の野手出場を検討していることを明かした。二刀流起用の模索段階だった1年目の13年を除き、登板前は2日以上の調整期間を設けてきたが、間隔を詰めて野手・大谷にも期待を寄せる。
大谷フル活用の最適プランが見えてきた。昨年までは投手として結果を残させるため、登板前2日間は投手調整に専念させていたが、栗山監督は「投げる前に体の張りを与えた方がいいかもしれない。週3日(野手で)使おうと思ったら、この方がいい」と明かした。
土曜日に先発の場合、金曜日、日曜日、月曜日を調整期間や休日に充て、火曜からの3連戦を野手でフル出場させられる。昨年までなら木曜日は出場させなかったが、この起用法なら、1週間で3試合の野手出場が可能になる。
テストケースとして、先発する17日のソフトバンク戦の2日前に当たる15日の中日戦は野手で待機する。ナゴヤ球場室内で打撃練習を行った大谷は「使ってもらえるところで頑張りたい」と気を引き締めた。
今季は優勝争いの大事な局面で、登板翌日の野手出場も視野に入れている栗山監督。大谷の力をフル活用し、結果につなげる。