巨人・菅野5回0封 さえたワンシーム
「オープン戦、巨人5-1ヤクルト」(28日、東京ドーム)
3月25日の開幕戦を想定し、天敵・ヤクルトを手玉に取った。巨人・菅野が先発し、5回3安打無失点。自身は昨季、CSを含めヤクルト戦0勝5敗だったが「0点に抑えられたってことは、結果にこだわっていたので良かった」と話した。
相性が悪かっただけに、この日への思いは強かった。「去年やられている相手だし、悔しい思いを何度もしてきた相手。いつも以上に気持ちが入ってました」。初回こそ1番坂口、2番川端に連続安打を許したが、その後は見せ場をつくらせず。エースらしい投球で4つ三振も奪った。
今季、3年ぶりに解禁したワンシームも光った。三回に坂口から空振り三振を奪った決め球となり、山田を遊ゴロで打ち取った球はこの日一番のワンシームだったという。「良かったのは、勝負球でも使えるなということ。ここぞという時に三振を狙える球にもなりつつある」と手応えを口にした。
右腕の投球を「まあまあ」と評した高橋監督。本人へ開幕投手を通達する時期については「考え中です」と話したが、3年連続の大役は確実だ。「去年の開幕を投げた次の日から『来年も』って思って、ここまでやってきた」と菅野。開幕戦もツバメ打線を0に封じ、白星をつかみ取る。