「巨人春季キャンプ」（３日、宮崎）

　侍ジャパンの小久保裕紀監督（４４）がキャンプを視察し、高卒２年目の岡本和真内野手（１９）を大絶賛した。将来の代表入りにも「すぐにとは言わないが、間違いなく球界を背負える選手。チャンスが来たらつかんでほしい」と期待をかけた。

　岡本のフリー打撃が、小久保監督の心を奪った。豪快な柵越えも目の当たりにし「腕の使い方に天性のものがある。去年の春も見て、１年でこんなに成長するのかと」と目を丸くした。同監督と一緒にフリー打撃を見た松井秀喜臨時コーチも「昔からプレーして培ったものだと思う。いい形で打ってると思います」と評価。２人の“大物”から最大級の賛辞。だが岡本は「しっかりもっと練習して頑張りたい」と表情を崩さず語った。

　侍ジャパンへの思いはもちろん岡本にもある。目の前のことを大切にした上で「将来は選ばれる選手になりたい」。まずは巨人で定位置をつかみ、その先に「侍」の文字が見えてくる。