中日ビシエド強打披露 まるでブーマー
「中日春季キャンプ」(1日、北谷)
中日の新外国人ダヤン・ビシエド外野手(26)=前ホワイトソックス3A=が1日、強打を連発し高評価を得た。加藤秀司チーフ打撃兼野手総合コーチ(67)は柔らかさを兼ね備えた打撃に、1984年に三冠王に輝いた阪急・ブーマーをダブらせた。
72スイングでヒット性は58本。ミート率は8割超え。鋭い打球が左翼、中堅、右翼方向へまんべんなく飛んだ。加藤チーフ打撃コーチは「落ちる球の対応を見てから」としたもののブーマーとの類似点を指摘。「スイングに力もあるし、柔らかい部分もあるね」と4番就任を確信した。
ビシエドも好スタートを切れた様子。「気負いもなく、普通にできたと思うし、いい感じで振れた」と納得の表情を浮かべた。背番号66が打線の核として、常勝軍団復活への象徴となる。