日本ハム中田 70発キング対面心待ち

 日本ハム・中田翔内野手(26)が29日(日本時間30日)、キャンプ地のパドレス・ピオリアスポーツコンプレックスで初めて自主トレを行った。打撃練習では3連発を含む6本の柵越え。メジャー通算583本塁打で今季からパドレスのベンチコーチを務めるマーク・マグワイア氏(52)との対面を心待ちにした。大谷翔平投手(21)も強めのキャッチボールを行うなど、米国で初練習した。

 晴れ渡ったアリゾナの地で中田がこれぞ主砲のいう打球を見せつけた。黒く日焼けした精かんな表情で約40分のフリー打撃。左翼フェンスを越える3連発を放つなど、46スイングで柵越え6発。鋭い弾道に、ともに練習していた杉谷、大嶋らも時折、目を丸くした。

 首脳陣が見守る中での“初打ち”。「全然、よくない。しっかり動けるように、体をつくっていきたいね」と満足はしていないが、時差ボケが残る中でも持ち味のパワーを発揮。状態が上がっていけば、さらに力強さが増すはずだ。

 今オフ三冠王ボディーをつくってきただけのことはある。1月のハワイ自主トレでは下半身強化へ坂道ダッシュを多めに取り入れるなどハードメニューをこなしながら、減量せず、体重100キロを維持してきた。6日から始まる紅白戦での出場も視野に入れ、初の米国キャンプで鍛え上げるつもりだ。

 ピオリア滞在中には対面を心待ちにしている人物がいる。メジャーで4度の本塁打王に輝き、今季からパドレスのベンチコーチを務めるマーク・マグワイア氏が訪れるのだ。

 「すごいよね。1年で70本(98年)は考えられへん。(会うだけで)勉強になるよ」と喜ぶ。順調なアリゾナ生活をスタートさせた中田。栗山監督からも三冠指令がくだった主砲はタイトルを総なめにする下地を温暖な地でつくる。

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