巨人・阿部慎之助内野手（３６）が１８日、新外国人のギャレット・ジョーンズ外野手（３４）＝前ヤンキース＝に辛口エールを送った。大砲の加入は朗報のはずだが「あまり期待していない」と、まさかの反応。成功のポイントについて「（日本野球に）順応しようとするかどうか」と冷静に語った。

　多くの失敗例を見てきたからこそ、断言できた。「今までいろいろな外国人を見てきたけど、日本という国を理解しようとしないやつはダメだね。それをしてないやつは、ほとんど活躍していない」。大リーグ通算１２２発のジョーンズも例外ではないことを、伝えたかったようだ。

　協力も約束

　決して、突き放している訳ではない。阿部は本来、助っ人と積極的にコミュニケーションを図るタイプ。Ｖ奪回には、４番候補のジョーンズの力が必要だと感じており「そりゃ、打ってほしいよ。もちろん、アドバイスはする。日本のピッチャーはこうだぞ、ってね」と、協力も約束した。

　阿部自身も悠長に構えていられない。ここ２年は成績が下降線をたどっており、昨年は打率・２４２、１５本塁打と低迷した。来季に向けて、「もっと打てるように頑張ります」と決意。ジョーンズと共闘し、強力打線を復活させる。