「ロッテ１－０オリックス」（５日、ＱＶＣ）

　オリックスにとって最悪の結末で０－０の均衡が破れた。九回、救援の佐藤達が先頭の鈴木に中越え三塁打を浴び、続く伊志嶺への初球、低めの直球を伊藤が捕逸。痛恨のサヨナラ負けを喫した。

　伊藤は「ミットと違うコースへボールが来た。先頭打者を出してしまったことが…」とうなだれた。

　鈴木バッテリーコーチは「（伊藤の捕逸は）前にも一度あった。ああいう場面は投手も力む。こういうのが続くと、正捕手というのは難しい」と苦言を呈した。

　自責点０で６敗目となった佐藤達は「伊志嶺への投球は指に引っかかった。でもその前に三塁打を打たれたのがすべて。（鈴木に）スライダーを待たれて打たれたと思う」と天を仰いだ。

　今季５度目の「０－１」完封負け。先発・東明が８回７安打無失点と粘りの投球をみせたが、打線の援護はなし。三塁に走者を進めた回は３度あったが、いずれもチャンスをつぶした。

　福良監督代行は「東明がいい投球をしていたので勝たせたかった。何度も言うが、うちは細かいことをきっちりやらないと勝てない。（攻撃では）エンドランなど、普通にできることをやらないと」と繰り返した。